はじめに
長年のファンも、新規プレイヤーも。
『FINAL FANTASY VII REBIRTH』は、そのどちらの期待にも応える濃密な旅でした。
FF7リメイクプロジェクト第2弾として登場した今作は、オープンな世界で描かれる自由度の高い冒険と、圧倒的な演出が魅力。原作の思い出を胸に抱いたままでも、初めてFF7に触れる方でも、きっと忘れられない体験になるはずです。
この記事では、ネタバレなしで本作の魅力をレビューしつつ、どんな方におすすめかを紹介していきます。さらに記事の後半では、ストーリーのあらすじや見どころを紹介するパートを用意しており、そこでは章ごとに編集したプレイ動画もあわせてご覧いただけます。
なお、2章以降のあらすじパートは折りたたみ形式にしているため、ネタバレが気になる方も安心して読み進めていただけます。
それぞれの楽しみ方に合わせて、気になるところから自由に読んでいただけたら嬉しいです。
1. ゲームの基本情報

タイトル | FINAL FANTASY VII REBIRTH |
プラットフォーム | PlayStation5 Windows |
発売日 | PS5:2024年2月29日 Win:2025年1月23日 |
メーカー | スクウェア・エニックス |
ジャンル | RPG |
2. ネタバレなしレビュー
2.1 キャラクターと物語の魅力
本作のストーリーは前作と同様に、原作とは異なる展開が待っています。そのため、原作をプレイしていない人はもちろん、プレイ済みの人も新鮮な気持ちで楽しむことができます。
前作「FF7 リメイク」は、プレイしておくのがおすすめですが、スタートメニューであらすじを見ることができるため、必須ではありません。
それぞれのキャラにしっかり焦点が当たっていて、物語を通じての変化も印象的。ヒヤヒヤするシーンがたくさん・・・!

バレットの過去は涙なしには語れません・・・!

原作通りの展開になるのか・・・目を離せない展開が続きます!!

2.2 戦略性と爽快感が共存する仲間とのバトル
バトルは、前作のアクションとコマンドの融合システムをさらに洗練した形で継承しています。
操作する楽しさはもちろん、キャラクターごとの個性が際立っていて、使い分けるほど戦闘が奥深くなっていくのが魅力です。
特に連携技は、バトルに新たな戦略とテンポを生み出していて、演出も非常にかっこいい!

セフィロスとの共闘のシーン。物語の終盤では死んだはずのアイツとの共闘も・・・?

フィールドではパーティ以外のメンバーもちゃんとついてきて、全員で旅している雰囲気がとても良い。
2.3 圧巻のスケールと映像表現
特に印象的だったのは、世界の広がり。ミッドガルという限られた舞台から一気に外の世界へ飛び出すことで、ゲームとしての密度や自由度が一気に増しました。
移動するだけでも楽しいと思えるほど、フィールドの作り込みが丁寧で、細部まで見ごたえがあります。

グラフィックはシリーズでも最高峰の美しさで、キャラクターの表情や光の表現が特にリアル。まるで映画のような映像体験が、冒険の没入感をさらに高めてくれます。

2.4 記憶を揺さぶる名曲たちの進化
『FF7リバース』の音楽は、まさに“もう一人の主人公”と言っても過言ではありません。オリジナル版の名曲たちは美しくアレンジされて登場し、過去の記憶を刺激しながらも新鮮さを感じさせてくれます。
戦闘曲やイベントシーンで流れる楽曲のダイナミクスは特に素晴らしく、緊迫感や感動を何倍にも増幅させてくれる存在です。セフィロスのテーマが醸し出す絶望感は半端ないですね・・・

また、ミニゲームやフィールドごとのBGMも非常に多彩で、重厚なドラマと同時に「遊び」の空気をしっかり盛り上げてくれます。中でもカードゲームやチョコボレースのBGMがおしゃれでお気に入りです!

特に印象に残ったのは、あの「エアリスのテーマ」。 優しさと切なさを湛えた旋律が今作でも流れ、思わず胸が熱くなる瞬間でした。
2.5 ボリュームと遊びごたえ
本作は寄り道要素も豊富で、探索・ミニゲーム・サブクエストが数多く用意されています。
それらが単なる「おまけ」ではなく、キャラクターや世界への理解を深める機会になっているのが素晴らしいポイントです。
それぞれが短編映画のように丁寧に作られていて、つい寄り道に夢中になってしまいます。アバランチのサブクエはプレイ必須です・・・!

カードゲームは奥が深く、レアカード集めに夢中でした!

召喚獣たちや懐かしのアイツとのバトルも・・・?

3. こんな人におすすめ
- 濃密なストーリーとキャラクターの成長を楽しみたい人
一人ひとりの物語が丁寧に描かれていて、感情移入しながら進められるのが魅力。
「物語を味わうRPG」が好きな方には間違いなく刺さります。 - 戦略性のあるバトルで手応えを感じたい人
リアルタイムアクションとコマンドのハイブリッドなバトルは、操作する楽しさと考える奥深さを両立。ボス戦では毎回「攻略の発見」があって飽きません。 - 探索や寄り道が好きな人
広大なフィールドには、サブイベントや隠し要素、ミニゲームが満載。
「寄り道が楽しいRPG」が好きな方は、絶対に夢中になります。 - FF7を昔プレイしたことがある人
懐かしさと新しさが絶妙にブレンドされていて、「原作を知っているからこそ感動できる」仕掛けもたくさんあります。 - これからFF7に触れる人
原作を知らなくても、今作から始めて十分に楽しめるよう作られています。
キャラクターや世界観も自然に理解できる導線があるので、シリーズ初プレイでも大丈夫!
4. あらすじとプレイ動画
📌 ここから先はストーリーに関するネタバレを含みます!
【第1章】英雄セフィロス
前作の物語とは矛盾した世界から始まる。語られる英雄の過去と違和感。真実は一体・・・?
- まさかのクラウドじゃない始まり
- 矛盾した世界
- セフィロスとの過去と違和感
【第2章】広がる世界
街の人々に助けられ、いよいよ広大な大地へ。沼地を抜けた先に待つものとは・・・
- 奥深いカードゲーム
- チョコボとの出会い
- 沼地での戦闘
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【第3章】黒マントの行方
黒マントの行方を追ってミスリル鉱山へ。そこに現れたものとは・・・
- 仲間とのかけ合い
- 美しい鉱山
- 共闘 vs 共闘
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【第4章】新時代の号砲
アンダージュノンでの再会。そして神羅のパレードへと潜入するクラウドたちは果たして・・・
- 碧い忍者との再会
- 仲間たちとの休息
- パレードへの潜入
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【第5章】狂乱の船旅
楽園へと向かう船旅で始まるカードゲーム大会。休息の後に現れる新たな敵とは・・・
- 仲間とのカードバトル
- 決勝戦の相手
- 新たな敵との戦い
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【第6章】太陽の楽園
美女と楽園を満喫する中、ビーチで科学者の見世物が始まる。
- ティファ、エアリスとのイベント
- 豊富なミニゲーム
- 浜辺での仲間とのやりとり
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【第7章】後悔の帰郷
コレル山を超え、バレットの故郷へ。語り始められる過去と後悔・・・
- ユフィとの賑やかな旅路
- もう一つの世界線
- 博士の仮説
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【第8章】ゴールドソーサー
デートの最中、ある事件が起きる。その先で明かされるバレットの悲しき過去とは・・・
- 遊園地でのデート
- コレルプリズンでのエサ集め
- バレットの過去と贖罪
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【第9章】星の守護者
ゴンガガで感じるザックスの生きていた証。魔晄路に現れた守護者が見せるものとは・・・
- ゴンガガの住人とのやりとり
- 魔晄路で現れるクラウドの異変
- 星の守護者とティファ
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【第10章】峡谷の戦士
レッドの故郷で見た星命学の神秘。戦士になるための試練で明かされる父親の真実とは・・・
- 星送りの儀
- ギ族と黒マテリア
- アバランチの過去
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【第11章】見知らぬ故郷
姿を変えた故郷と交錯するクラウドたちの記憶。屋敷の奥で眠っていたものとは・・・
- 故郷でのやりとりと過去を辿る旅
- 屋敷奥での出会い
- シドとエアリスのつながり
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【第12章】キーストーンを探して
船で巡る思い出の地。演じる劇と歌。観覧車での決意。そしてキーストーンの行方とは・・・
- 演劇と歌、観覧車でのイベント
- コロシアムでのバトル
- 多様なサブクエストとミニゲーム
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【第13章】古代種の神殿
いよいよ姿を現した神殿。そこで待ち受けていたのは、己との戦いだった・・・
- 古代種の神殿の登場、内部の仕組み
- 仲間の過去
- クラウドの人格の変容
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【第14章】終わりゆく世界
交錯する世界線。忘らるる都での運命の時。リバースでの新しい結末とは・・・
- もう一つの世界線との関わり
- 祭壇での結末
- 次回作への布石
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5. 総評
満足度
✅ よかったところ
- 圧倒的なグラフィックと演出力
カットシーンやフィールドの美しさはシリーズ屈指。感情表現も繊細で引き込まれる。 - 自由度の高いフィールド探索
ミニゲームやサブクエストも豊富で、寄り道が楽しい。「旅をしている感」がしっかりある。 - リアルタイムとコマンドの融合バトル
操作性が洗練され、戦略性と爽快感のバランスが絶妙に進化。 - キャラ同士の関係性と描写の深さ
主要キャラ同士の会話やイベントに、原作ファンも新規もグッとくる場面多数。 - 音楽が素晴らしい
原作曲のリファイン、新曲ともにクオリティが高く、場面に完璧にマッチ。
🤔 惜しいところ
- 一部テンポの緩さ
サブイベントやミニゲームが豊富すぎて、メインストーリーの進行がやや遅く感じる場面も。 - 物語の展開がやや難解に感じる可能性
原作未プレイの場合、一部の背景や伏線が理解しづらく感じるかも。フォロー要素はあるが、情報量が多め。 - 次回作への“つなぎ感”
本作単体で完結する部分もあるが、どうしても次回作前提の展開が見え隠れする。
さいごに
『FF7リバース』は、ただのリメイクでも続編でもありません。
原作を知るファンにとっては「記憶の再解釈」を、新規プレイヤーには「濃密で洗練されたRPG体験」を届けてくれる、まさに“再創造”された作品でした。
美しいグラフィック、テンポのよいバトル、そして感情を揺さぶる物語。すべてが丁寧に積み上げられ、25年の時を経た今でも「FF7」は進化し続けています。
次回作への期待を胸に、プレイし終えたあともしばらくはこの世界から抜け出せない――そんな余韻を残す旅でした。
この記事が『FINAL FANTASY VII REBIRTH』に興味を持つきっかけや、プレイ後の共感につながれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
🎮 『FINAL FANTASY VII REBIRTH』をチェック!
気になった方は、ぜひ実際にプレイしてその魅力を体験してみてください。
きっと、あなたにとって忘れられない旅になるはずです。
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