はじめに
北欧神話の終焉を見届ける、感情と戦いの旅──。
北欧神話を舞台に、戦神クレイトスと成長した息子アトレウスが運命に挑む。
『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』(God of War Ragnarök)は、前作の物語を継ぐアクションアドベンチャー。
神々の黄昏〈ラグナロク〉が迫る中、親子が“過去”と“未来”に向き合う壮大な旅を描きます。
斧や刃、そして新たな武器を駆使する爽快バトル、圧倒的な映像美、心を打つストーリー…。
本作は、アクションとドラマが究極のバランスで融合した名作です。
「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロクって、実際どうなの?」と気になっている方に向けて、本作の魅力やプレイ感をネタバレなしで分かりやすくまとめました。
記事の後半には、第1章のみのプレイ動画や、ストーリーを追えるYouTubeの再生リストもあるので、どんなゲームか知りたい方や、観るだけで物語を楽しみたい方にもおすすめです。
1. ゲームの基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク |
| プラットフォーム | PlayStation 5 / PlayStation 4 |
| 発売日 | 2022年11月9日 |
| メーカー | SIE / Santa Monica Studio |
| ジャンル | アクションアドベンチャー |
2. ネタバレなしレビュー
① ストーリーとキャラクター|父と子の絆が試される旅
本作『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は、前作から数年後の北欧を舞台に、
戦神クレイトスと息子アトレウスの新たな旅路を描いています。
世界の終焉〈ラグナロク〉が迫る中、ふたりはそれぞれの運命と向き合うことになります。
アトレウスは少年から青年へと成長し、自身の“使命”と“正義”を模索していきます。


冒頭でアトレウスが一人で獲物を持ってくるシーン。
心身ともに、成長を感じます。
一方クレイトスは、息子を守ろうとする父から、息子を信じる父へと変化していきます。
この親子の心の距離が少しずつ縮まっていく過程は、
アクションゲームでありながらも人間ドラマとして深い感動を呼び起こします。


すれ違いながらも、互いのことを想って進む二人の物語。
もどかしくも確かな絆を育んでいく過程が胸を打ちます。
脇を固めるキャラクターも個性豊かです。
前作から登場するドワーフ兄弟や女神フレイヤ、新たに現れる神々など、
それぞれの視点が“親子の絆”というテーマに重なり、物語を一層引き立てています。


ブロックとシンドリは、今作の物語には欠かせない二人。
二人とクレイトス親子の絆にも目が離せません。


腰にハンマーを携える”あの神”の姿。
神々の生活や、家族との関わりにも注目です。
② ゲームプレイの面白さ|戦闘の深みと爽快感
『ラグナロク』の戦闘は、前作をベースにさらなる進化を遂げています。
属性攻撃の切り替えや新たなスキルツリーのカスタマイズにより、
プレイヤーの戦い方に応じて戦闘スタイルを構築できます。
攻撃の手応え、敵を打ち上げてからのコンボ、武器を呼び戻す瞬間の演出など、
ひとつひとつのアクションに爽快感があります。


氷の攻撃が効かない防壁を持つ敵。
状況に応じて武器を切り替えながら戦います。
また、物語の後半には、氷の斧〈リヴァイアサン〉や炎の刃〈ブレイズ・オブ・カオス〉に加えて、新たな武器種が登場し、これまでにない戦略性をもたらします。


神話にも登場する、無限に増える黄金の指輪『ドラウプニル』。
これをもとに、とんでもない武器が作られます。
さらに、今回はアトレウスを操作するパートも登場します。
弓を使ったスピーディーな戦闘は父とは異なる軽やかさがあり、
プレイに新鮮なリズムを与えてくれます。


新しく出会った相方と共闘するアトレウス。
父を支えるほどの強さと頼もしさを感じさせます。
探索要素やサイドクエストも充実しており、
広大な北欧の地を自由に冒険しながら、物語の背景や世界の秘密を知ることができます。
謎解きや隠しエリアの発見も多く、戦闘と探索のバランスが非常に心地よい作品です。


前作プレイ済みの人には、お馴染みの試練も。
それぞれのサイドクエストには、ご褒美もちゃんと用意されています。
③ グラフィック・音楽|神話の世界が息づく
PS5の性能を最大限に活かしたグラフィックは、まさに圧巻です。
雪や氷の粒子、キャラクターの肌の質感、光の反射まで精密に描かれており、
まるで北欧神話の世界に入り込んだかのような没入感があります。
環境ごとに雰囲気が異なり、
雪に閉ざされた山岳地帯、炎が立ち上る火山、静寂に包まれた湖――
どの場面を切り取っても美しい絵画のような完成度です。



実写と見間違うほどの表現力で、キャラクターや世界が描かれています。
息遣いや空気の温度までも感じられるほどの臨場感です。
音楽やサウンドデザインも非常に高い完成度を誇ります。
戦闘時のオーケストラは重厚で迫力があり、
一方で静かな場面では環境音や低音のリズムだけで緊張感を生み出しています。
“音が語る”演出が秀逸で、映像と音楽の調和が見事です。


要所では、神話の女神が祈りを捧げるような神秘的な歌声が流れ、
重厚な世界観に深みを与えています。
3. プレイ動画
第1章|成長した息子と、最初の刺客
▶️ 第一章チャプター
- 00:00 – 前作のあらすじ
- 01:52 – 成長した息子と最初の刺客
- 09:10 – オープニング
- 18:52 – 妻からのメッセージ
- 22:23 – アトレウスを追う
- 31:09 – vs 熊 – ビョルン –
- 36:50 – アトレウスと家に戻る
- 43:21 – ミョルニルを携えた来訪者
🎬 続きは「こちらの再生リスト」から全編視聴できます!(⚠️ネタバレ注意)
4. 総評
大満足!!!
✅ よかったところ
- ストーリー構成が丁寧で、感情の流れが自然
登場人物の心情がしっかり描かれていて、物語の展開が無理なく心に響く。クライマックスに向けた流れも見事。 - 映像と音楽の演出が印象的
場面ごとの光の使い方やBGMの入り方が絶妙で、映画のような没入感がある。余韻を残す静かな演出も秀逸。 - 戦闘と探索のテンポが良い
戦闘システムが快適で、探索要素とのバランスも優秀。長時間プレイしてもストレスを感じにくい。 - 親子・仲間との関係性の描き方が深い
単なるアクションではなく、キャラクター同士の絆や成長をしっかり描いている点が印象的。感情面での満足度が高い。 - “神話を体験する”作品として完成度が高い
物語・演出・世界観が一体となり、プレイヤー自身が神話の一部になったような感覚を味わえる。
🤔 惜しいところ
- ファストトラベルの自由度が低い
前作と同じく、エリア移動の際に「好きな場所へ一気に飛ぶ」といった便利さはあまりなく、やや不便に感じることも。ただし、移動中にミーミルや仲間が語る神話や、景色そのものの美しさが楽しめるため、結果的には「寄り道=ご褒美」になっている。 - 北欧神話の知識がないと分かりにくい場面がある
登場人物や用語の背景が深く、予備知識がないと関係性が掴みにくい。もう少し導入補足があればより入りやすかった。
さいごに
前作で描かれた「父と子の旅」は、本作『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』で大きな進化を遂げました。単なる続編ではなく、アクションの迫力も、物語の深みも、すべてが“より人間的”に洗練されています。
クレイトスは「守る」父から「信じる」父へ。
アトレウスは「導かれる」息子から「選び取る」青年へ。
親子の関係が変化していくその過程は、ゲームを超えて胸に響くドラマです。
激しい戦いの裏にある静かな感情や、言葉にならない絆の瞬間。
それこそが、『ラグナロク』が前作を超える作品となった理由だと感じます。
この記事が『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』に興味を持つきっかけや、プレイ後の共感につながれば嬉しいです。
このブログでは他のゲームレビューやプレイ動画も紹介しています。
気になる記事があれば、ぜひ覗いてみてください。
YouTubeチャンネルでは、今回のゲーム以外のプレイ動画も配信中です。
ぜひチャンネル登録して、気になる作品を一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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